ファルマンと嫌いな本についての話をしていて、「あれをいいと思う人とは友達になれない」みたいなことを語り合っていた。それでなくても友達なんていないのに、陰気な夫婦だな。
その中でファルマンが、
「きっとあの本のページの間にはマカロンのカスが挟まってる」
という表現をいきなりしてきて、わあ、と思った。また出たマカロン。
なんなのだろう、この子のマカロンに対する並々ならぬ感情。一体かつてファルマンとマカロンの間になにがあったのだろう。もしかして前世マカロンに殺されたんじゃないか。僕はファルマンの前世について「溝じゃないか」ということを数年前から言っていて、「なんかよく分からないけど、床のくぼんだ部分だったんじゃない」ということなのだけど、その論でいけば溝であったファルマンは、マカロンによって埋め立てられ、溝としての生涯を終えたんじゃないか。ゆえに妻はこんなにもマカロンのことを忌避するのではないか。
まあ実際は中島美嘉的な、木村カエラ的な、おしゃれ女子たちに対する被害妄想なんだろうな。マカロンを好きな子はわたしをいじめる、という。
「マカロンはいじめの信号機」とは本人の弁。さすが詩人だなと思う。