2009.12.12

 今週ファルマンは咳が止まず、そのせいで睡眠がうまくいっていなかったのだった。このため労働から帰宅してから柄にもなく仮眠などするものだから、そのせいでまた夜に寝られず、その結果また翌日もつらい、という絵に描いたような悪循環を繰り返していた。なので今日は咳もすっかり止まったようだし、ぐっすり眠れてよかったと思う。
 ちなみに僕はと言うと、すぐ横でファルマンが咳を繰り返し早朝まで寝つけないようなときも、もちろんすうすうと眠っていた。なんにも気にならなかった。俺の圧倒的な寝つきのよさを見くびってもらっては困る。なにも僕の眠りを妨げることはできない。
 何曜日だったか忘れたけど、ファルマンが朝「昨日もなかなか眠れんかった……」とひどく低いテンションで恨めしそうに言ってきたとき、「そうそう! 俺もだよ! 俺も君の咳のせいで目を覚ましてしまってなかなか眠れなかったんだよ!」と、ちょっとファルマンのことを責めるくらいの感じで同調したのだが、そのあとで、それにしては身体がぜんぜん怠くないし、寝不足の感じもないのでおかしいな、と冷静に考えたところ、その「ファルマンの咳のせいでなかなか安眠できなかった」というのは完全に夢の中の出来事だったのだと思い至る、という出来事があった。