2009.12.11

 今回の年末年始に関して、当初の予定ではどちらの実家にも行かない予定だったのだけど、5日と6日に休みが取れそうなので、ここで急遽ファルマンの実家に行くことにした。
 5日と6日と言うと若干もう年末年始でもない気もするが、2日から帰省する予定のファルマンは、今回の「三が日が土日」という、会社員にとって最悪な日程をものともせず、6日まで出雲に滞在する予定で、これはなぜかと言うと今回はファルマン家にとっての割と大きなイベントとして、「いちばん下の娘の成人式に合わせて娘3人で着物姿で記念撮影をする」という企画が組まれており、それが5日に行なわれるのである。それがなければあちらで年越しをする感じで、ふたり一緒に2泊3日くらいの日程で帰省することも考えたのだが、俺だけ2日とか3日に帰るのにファルマンは6日までいるみたいな、そういうのは嫌なので、ならばいっそ俺は行かねえよ、ということになっていた。でも1月前半のシフトを組んでみたら、なにしろ2日から働くこともあり5日と6日を休みにするのはぜんぜん可能っぽかったのでそうして、じゃあ俺も強行軍で島根に後乗りしてやっぜ、となった。なにしろ3人揃っての着物姿は見ておきたい。20代揃い踏みでの華やかなそれは、ちょっと無理してでも見ておかなければ後悔すると思ったのだ。
 今日この計画を思い立ち、これはいい考えだと感動して、ファルマンに言うかどうか悩んだ。ぜんぜんそんな話おくびにも出さず、4日の労働を終えたあとに出発する予定なので、4日の深夜にファルマンに電話をして、「いま家の前なんだけど」「えー!?」っていう、最近ちょっと少女マンガにハマっている26歳の男の子らしいサプライズをやろうかともちょっと本気で思ったのだ。でもこれは冷静に考えてすぐにやめた。考えてみたら僕は新幹線のチケットの取り方とか知らないので、ファルマンにやってもらわないことには出雲になんか行けない。それにこの予定の場合、6日にはファルマンと一緒の列車で戻ることになるが、だとすれば一緒にチケットを買わなければ席が合わせられない。そしてなにより黙って実家に行った場合、5日はイベントなわけで、却って迷惑ということも十分ありうる。これは嫌だ。迷惑がかかるのが嫌なのではない。自分の存在が受け入れられないのが嫌だ。行くからにはちゃんと受け入れられたい。受け入れる心積もりを持ってちゃんと待ち受けてほしい。サプライズ登場には驚きや喜びと同時に絶対に、「えっ、そんな急に来られても……」という相手の戸惑いが生じるものだ。この戸惑いが少しでも見えてしまったら、僕の対人関係におけるやわなハートは砕け散ってしまうことだろう。着物3姉妹とのスナップ写真でも、表情に翳りが出てしまう。というわけで打ち明けた。打ち明けたのでこうしてブログにも書いた次第。
 そんなわけで出雲だ。出雲かー。遠いのになんだかんだで行くなあ。マメな夫だよ。