週刊プレイボーイをまたよく見たら、セックス経験があると答えたのは100人中64人となっていた。6割4分だった。前回に書いた「見栄を張っている理論」を持ち出したとしても、そもそもが6割だとすれば、やっぱり渋谷の街を歩いているかわいい女子高生の4割くらいはセックスしてんのかな、と思う。不思議なもので、だんだんその程度の数字はリアルなような気がしてきた。ちなみになんで最初4割と勘違いしていたかと言えば、ロストバージンの年齢を訊ねる質問で、高1が19人、高2が12人、中3が11人とのことで、高2までに4割がセックスしている、という話からなのだった。このベスト3で注目したいのはやはり中3で11人という点だろう。実際のところ高校の話に、僕はあまりピンと来ていないのだ。なぜなら高校は男子校だったから。「あなたは実際に女子高生と一緒にいたことがないから幻想を抱いて、そんなにも女子高生女子高生って言っちゃうんだろうね、かわいそうに。いや、幸福なのかもね」とファルマンにもよく言われる。それは自分でもそう思う。でも中学は違う。ちょっと自慢みたいになっちゃうんですけど、実は僕、女子中学生とはかつてクラスメイトだったんですよ。それで女子中学生とかつてクラスメイトだった僕が見やる、中学3年生での破瓜100人中11人のデータなのだけど、100人中11人ということは、約1割だ。1クラスに女子が20人未満だったので、そう考えると1クラスにつき非処女は1人ないし2人ということになるだろう。あ? なんだ。この数字なら許せる。ぜんぜんリアル。それにその1人ないし2人っていうのは、要するに吉原先輩と付き合ってた系の女子だろう。じゃあいいよ。それについてあんまりとやかく言うと吉原先輩に目つけられるからもう言わないよ。とは言え、中学生のそれが解決して溜飲を下げた後、俺には関係のないはずの女子高生サイドのデータ、高1が19人、高2が12人というのを見ると、えもいわれぬ、人類のまだ名付けていない感情が込み上がってくる感じがある。高2までに合計31人。3割がセックスをしている。しかもこれは中3で済ませた11人は除いての話だから、分母は100じゃなくて90だ。90分の30。9分の3。3分の1。処女で入学した女子高生の3人に1人は高2までに破瓜をするのか。これは中学の時の吉原先輩の理屈では説明がつかない数字である。クラスに女子が20人いたとして、そのうち2人は中学ですでにセックスしていて、残りの18人は処女だったのが、高2のバレンタインデー時には6人も離脱し、12人になっている計算。20人中8人が非処女、12人が処女。えっ、なにこの数字。4割ってこういうことか。単なる数字が、クラスで考えると一気に生々しくなった。そうかー。すごいな4割。なるほどそれはイチローが目指すだけある。燦然と輝く圧倒的な数字だと思う。やっぱり僕は男子校でよかった。
ファルマンは僕が女子高生の話を書いていると、「まあどうせ女子高生幻想の話なんでしょ? もう飽きたわ」という感じでちゃんと読まなくなる。だからたぶんこの文章も読まないと思う。ムカつくので僕も彼女の音楽の話は一切読まないことにしようと思った。怠惰は巡り巡って自分に返ってくるという、教訓染みたお話。まあ巡り巡らず、友達のいない夫婦間でのやり取りだけど。