2009.10.9

 気持ちを切り替えて宇佐木学園ALUALUをひとつ。
 中等部から高等部に上がる際に、6年間でいちどだけクラス替えがある宇佐木学園の高等部の生徒は、世間で頻繁に使われる「オナチュー(同中)」という言葉を使うことはなく、それと同じような意味で「同クラ」って言う。ALUALU。高等部ではほがらか組とあざやか組にクラスが分かれちゃったけど、中学のときは私たち同クラだったんだもん、みたいな感じに。外界での「同クラ」の使用法、(今現在)ウチとあの子は同クラ、という用法は、もちろんされないわけではないけれど、割と少ない。それは宇佐木学園の寮がそもそもクラスごとに6つに分かれていて、さらには夏服もクラス別で6種類あり、わざわざ断らずとも多くの場面で一目瞭然だから、という理由がある。そして宇佐木学園における「同クラ」は、世間的に「オナチュー」が高校1年生の学年題であるのと一緒で、宇佐木学園限定学年題として、4年生(高校1年生)の学年題である。これはクラス替え直後の4年生はまだ新しい編成に慣れておらず、これまではクラス対抗で対戦相手だったりした現在のクラスメイトに対するある種の抵抗感なんかも拭い切れず、中等部当時の同クラとつるみたがる傾向があるからで、しかし4年生も後半になればやはり新しいクラスに馴染んでしまい、思い出したようにしか同クラという言葉は使わなくなる。ALUALU。
 ファルマンが何日か前、「あなたがあまりにも淡々と宇佐木学園のことを書くから、なんか宇佐木学園があるような気がしてきた」と言ってくれて、とても嬉しかったのだった。
 仮想世界だってみんながサインインすればこそ存在するわけで、こうして存在を認めてくれる人が増えてゆけば、宇佐木学園は実際にこの世に出現するのだろうし、僕はそこで漢文の教師にもなるし、学園唯一の男子生徒にもなろうな、と思った。ただしそのWebマイナス3.0のサインインパスワードを知っているのは僕だけだけどな。