「エロ小説の主人公はなぜモテるのか」という問いがあって、それに対し僕は「なぜなら主人公のちんこはかわいいのだ」という答えを喝破したのだけど、読んでみると少女マンガの主人公の女の子っていうのも、話が進むうちに自然とモテることだと思う。
はじめの設定では「目立たない普通の女の子(読者が感情移入しやすい)」と「雲の上の存在みたいな学園の王子(読者が憧れやすい)」という関係なのに、大抵2巻の後半あたりからは、ふたりの王子による主人公の取り合いみたいになってる。びっくりする。自分モテモテやん。
エロ小説と一緒で、物語を追ってゆくだけでは「素直で優しい心根」くらいしか王子らが主人公に惹かれてゆく理由が見出せないのだけど、これはエロ小説のときにも言ったけど、素直で優しい心根を武器にしても決してモテないってことは、実地で証明済みじゃないか。俺たち、優しかったのにモテなかったじゃん。殴り合いのケンカとかしなかったし、ゲーセンも行かなかった。それなのにちんこの表面積を複数人から奪い合われず終いだったじゃん。
このやって考えると少女マンガも図式はエロ小説とまったく一緒なので、モテることに関してはエロ小説でいうところの「ちんこがかわいい」的な理由になってくるのだと思う。
ただし少女マンガの場合だと肌は晒していないので、「おっぱいがかわいい」とか「陰阜の盛り上がりが絶妙だ」みたいなのは理由にならない。本当はエロ小説と一緒で男子も女子もただセックスをしたいだけだろうに、少女マンガは開始30ページではフェラチオをしはじめないのです(するのもあるけど、それはここで言うところの「少女マンガ」の定義からは外れるのです)。となれば、普通に学園生活を送っていて、何百人も女の子がいて、よりどりみどりの状況の中で、王子らはなぜたったひとりの主人公を選び出すのか(10人くらいキープしとけばいいじゃねえかと思うが、王子は純愛主義なので決してそんなことはしない)。
もう思いつくのはひとつしかなくて、それはにおい的なものではないかと思う。主人公から分泌される独特のにおい物質が、王子らの股間には直撃するのだと思う。あれはそういう反射から発生している物語なのだと思う。それしか本当に考えられない。
だからエロ小説の話の際に、「男子はとにかく『自分のちんこはかわいいのだ』って、そのことだけを強く信じて生きてゆけばいい」と言ったのに続いて、今回は、「女子はとにかく『自分が分泌するにおい物質はセクシーなのだ』って、そのことだけを強く信じて生きてゆけばいい」と、ドリアン破皮狼先生は君たちにメッセージを送りたい。だからイジメになんか負けないでほしい。