2009.12.25

 読んでいたマンガで、姉妹ふたりから告白された主人公が、妹を断って姉と結ばれていた。
 あっ、と思った。そう言えばその発想はなかった。
 姉と妹ふたりから告白されたら、目隠しをしたまま仰向けに寝転がり、姉と妹が代わる代わる陰茎の上に跨るのを、どちらの膣がどちらのものか、きゃっきゃきゃっきゃと言い当てたりすればいいのだと思っていた。間違いだった。本当に好きじゃないほうの告白は断らなければいけないのだ。足し算よりも掛け算とかじゃないのだ。真摯だなあ、主人公。
 帰省で義妹らと半年ぶりに再会する前にこのことに気付けてよかったと思う。
 古本屋で初期のほうの社会契約論を買う。本棚がそろそろやってくるので、社会契約論のほうも全巻じゃないが目欲しいものだけ手に入れておこうと思ったのだ。
 でも家でパラパラと読んでみてびっくりする。エロくないのだ。手に入れたどれも、ハーレムエンド的なものがほぼない。表紙に4人の女の子が描かれているからてっきりラストはその4人との酒池肉林かと思いきや、300ページの中でゆるやかにひとりひとりと1回ずつ性交をし、最後にセックスをした相手と、「ああ俺はやっぱりこの子が好きだったんだ」みたいな感じになって終わっている。すごい呆気なさ。初期はこんなだったのか。せっかく買ったのにエロ小説としての価値はほとんど見出ずそれは残念だが、でもこれは歴史的には大いに価値があると思った。これに較べれば現在はいい方向に進んでいると思う。やっぱり世界は人々の思いの力によって、だんだんいい方向に進むのだなと思った。みんなセックス、それでいい。