さいきん街中で見かける女子高生にそれほどは感動しなくなっていて、夏が終わったというのはもちろんあるのだろうけど、それ以上に大きな要素として、宇佐木学園の存在があるのではないかと思った。これまではかわいい女子高生を見ると、彼女とクラスメイトでない自分を憂い、実らなかった甘酸っぱさに身を焦がしていたけれど、宇佐木学園を開校してからは、その気持ちは宇佐木学園にぶつければいいのだと考えるようになったので、とても救われていると思う。このかわいい子もまた宇佐木学園では、幸福になりたくて大神先生の陰嚢を撫でるのだな、寮内を素っ裸で闊歩する中埜新のことを温かい心持で見つめるのだな、と考えると、実らなかった甘酸っぱさの喪失感はけっこう霧消する。精神衛生上よい。
週刊プレイボーイがなんともタイムリーにスクールガール特集で、割と愉しく読んだ。その中で渋谷の女子高生を対象にセックス事情のアンケートというのを行なっていて、それによると渋谷の女子高生の非処女率は、40%を軽く凌駕していたのだった。
これは去年のSEVENTEENの女子高生アンケートとはかなり数字に隔たりがある。そこでは13.3%となっていて、この数字にはかなり感動した記憶がある(だから実は過去日記を確認するまでもなく13.3%という数字は思い出せた)。同じ集英社の、同じ女子高生の非処女率に関するアンケートなのに、方式によって結果はこんなにも異なるのだな、と思った。
まあSEVENTEENのほうが現実的だろうと思う。SEVENTEENのほうは多分、ハガキなりネットなりで回答されたものを集計している。それに対しプレイポーイのほうは、男性の書き手が道で直接女の子に突撃し、答えてもらっている(もっともそれも怪しいのだけど。「雑誌の編集者です」と自己紹介して、図書カードとかを餌に、街中で女子高生に「処女ですか? 非処女ですか?」なんて訊ねてもよいのだろうか。それって俺が「月刊少年 余裕」の編集者として行なっても、職務質問とかされないものなのだろうか)ため、質問者であるその男性に対しても、また女の子が集団である場合、一緒にいる友達に対しても、見栄を張りたくなる気持ちがどうしても生まれると思う。だから処女であっても非処女みたいな、そういう子もどうしたって出てくる。
もっともその高い非処女率に対する言い訳でもないだろうが、その記事内に書いてあったことには、「かわいい子は当然モテるから非処女率が高い。そしてこのアンケートはかわいい子限定で質問した」そうなので、そうかー、とも思った。そしてその理屈を出されてしまったら、もうそこで話が僕のフィールドでなくなるな、と思った。
エミカって吉原先輩と付き合ってるらしいよ、エミカとかマジでかわいいもんね、っていう、吉原先輩はエグザイルとか好きなちょっと不良っぽい感じの、それでいて塾とか行ってて勉強もできる、顔がシュッとした感じの人で、家も金持ちで広いらしいので、じゃあ多分きっと吉原先輩の部屋でエッチなこととかしてるんだろうな、って思う、そういう感じ。文化祭の準備とかで大谷と同じ班になっても、吉原先輩とセックスとかしてることを考えてしまい、ろくに喋れなくなる。
つまりプレイボーイのアンケートって言うのは、おそらくそんな大谷エミカ的な子にばっかり質問したのだろうと思った。だったら40%超の結果になんか興味ねえし、信じねえし、そんなのより竹下通りに憧れる田舎の女子高生の13.3%のほうがよっぽど甘美だし、そもそも宇佐木学園の生徒たちはみんな大谷よりもかわいいって設定だし、それがみんな俺の陰嚢を触りたがるんだし、だから俺マジで吉原先輩になんかぜんぜん負けてねえって思う。