カップラーメンのお昼ごはんのあとは、ファルマンがケーキ作りなんぞを始める。明日が僕の誕生日で、明日はファルマンは岡山の下の妹の所に1泊2日で遊びに行ってしまうので、今日にお祝いしてくれるのである。それで最近のお菓子作りの勢いそのままに、バースデーケーキも作ってくれるということなのだった。なんと昨晩にはハンドミキサーまで買ってしまった。
作ったのはチョコのふわふわしたケーキ。僕がリクエストした。使用するチョコレートはもちろんガーナ。ファルマンは決して味の好みではなく雰囲気で「明治がいい」と主張したけれど無視した。
製作は、なにぶんファルマンなので難航したけど、途中で見兼ねた僕の手助けもあってなんとかなった。あのままファルマンがひとりでやっていたら、まだ飲むヨーグルトぐらいの感じの卵白を、メレンゲとして生地と混ぜ合わせてしまうところだった。
焼き上がりは、多少表面が焦げてしまったけど、それ以外は本当にふわふわに仕上がった。これに粉砂糖を振りかければ完成。ファルマンが冷めないうちから粉砂糖を掛けよう掛けようとするのを制止し、ふたりで近所のコンビニに散歩に行ったりした。
帰ってきたら冷めていたのでケーキに粉砂糖を振りかけた。粉砂糖を振りかけると急にらしくなる。最後の仕上げで急にらしくなるものって世の中にけっこうあるなと思う。
肉にコーンバターにフライドポテトに玉ねぎのスープという、なかなかベタに誕生日っぽいメニューの晩ごはんを食べながら、「思ひ出ぽろぽろ」を観る。またちょっと前から観たい気持ちが湧き上がってきていて、ようやく観ることができた。毎年誕生日の前夜には「思ひ出ぽろぽろ」を観るという決まりにしようかな。本当にこの映画は観るたびにおもしろくなる。それとファルマンが日常の中でよく柳葉敏郎の彼のモノマネをし、それがすごい似ていると思っていたのだが、実際に観てみたらファルマンがいつも唱えるセリフをとうとう柳葉敏郎は発せず、こういう現象は「耳をすませば」の際にもあったな、と思い出した。ジブリがいっぱいだ。
食事を終えてデザートにケーキ。今年のバースデーソングは福山雅治(の坂本竜馬)風にやってもらう。まあまあの出来だった。だがおととしの綾戸智恵、去年の宇多田ヒカルほどのクオリティではない。やはり本物がまだ公開されていない、というのがモノマネをする上で大きな障壁となったと思う。やはり今年は中島みゆきにして、来年を福山にするべきだったか。ケーキはおいしかった。ふわふわで軽いのでいくらでも食べてしまえる感じ。気に入った。