職場のほうの街で祭りがあったらしく、浴衣の女の子が割といた。しかし浴衣はいいのだが、中学2年生くらいなのに甚平の子というのもいて、あれは非常にいただけなかった。同僚と、「好きな子を夏休みのお祭りで見かけて、その子がハイビスカス柄のピンク色の甚平だったら、一体どれほど哀しいだろうね」と、しみじみ語り合った。甚平は違うだろう。浴衣だろう。浴衣なんていまどき高くないから、つまりあの子たちっていうのは、予算の都合じゃなくて、浴衣と甚平というふたつの選択肢がある中で、甚平を選択していることになる。どういうことだ。まあ思春期の阿呆な少女なので、そんなこともあるかもしれない。だとすれば親だ。それを許容する親がどうかしている。祭りに行くときに着るものを買いに行くと言ってお金を渡してやった娘が甚平を買ってきたら、親はその日のうちに返品しに行くべきだ。放任すぎるだろう。甚平って本当にない。