2009.7.20

 バラエティ番組で、「ブログのランキング1位を目指す」というのをやっていて、僕はそれをファルマンと見ていて、はじめのうちは「ファルマン、イライラしてるでしょー」などとファルマンのことをいじりながら気楽に見ていたのだけど、そのうちに澱のようなものが僕の(容量のきわめて小さな)心にそろそろと沈殿していって、見終えたときには、すっかり気持ちが落ち込んでいたのだった。そして落ち込んだ僕はむしろファルマンから、「あれは私たちがやっているのとは別のものだから」と、大人の対応で慰められたのだった。
 たしかに別物だというのは解っている。携帯電話の画像に2行ほどの絵文字満載の文を乗っけただけの記事(「ネタ」って言うんだっけ)が、1画面でひとつしか表示されないあれが、僕やファルマンのそれと同じものだとは思わない。そもそも僕はランキング1位を目指しているわけでもない。それどころか参加さえしていない。コメントだって、数を競うどころか禁止じゃないか。
 でも、どうしたってなんて言うんだろう、やるせなさみたいなものが払拭できないのだ。ふざけるなよひどいじゃないか、と思うのだ。番組では、企画に挑戦している芸能人が、「うわあ、5位かー。くそう、1位は遠いなー」みたいなことを言っていて、その5位を悔しがる気持ちというのが、同じランキングに参加して毎日ブログを真面目にやっている24562位の人とかに失礼だろう、と思うのだ。もっともそれを言えば企画自体が大いに失礼である。おちょくっている。お前はいったい何様なんだと言われればそれまでだけど、ブログの文化そのものを冒涜しているんじゃないかと思った。ブログというのはね、誰にも邪魔されず自由で、なんと言うか救われてなきゃあダメなんだ。独りで静かで豊かで……。お前のところの番組は居酒屋のメニューのベスト10を、毎週ブラマヨがおもしろいことを言いながら当てていればそれでいいじゃないかと思った。
 まだまだだな。「余裕」とか言っておきながらこの取り乱し具合。それに比べて「うわのそら」の気にしなさと来たらすごいじゃないか。自分の精神と体調にしか興味がない。俺も早くそこまで行かなくちゃ。行かなくちゃ希美と太陽のようになれないじゃないか。