2009.6.4

 半月ほど前に4日くらい、お風呂上がりにファルマンに脚を押さえてもらい、1日につき15回ほど腹筋運動をやっていて、寸でのところで筋肉オバケになりかかったのだけど、なんとか事なきを得て、今はもう腹筋は一切やっていない。
 総合計にして約60回のそれがどの程度の影響をもたらしたかは定かではないが、実は逆に、なんとなくおとといあたりから感じていることとして、(あれ? 俺ちょっとお腹出てない?)というのがある。なんか若干、出てきているような疑いがある。疑いがあることだなあ、でももしかしたら猫みたいに僕は、お腹を見るときだけ瞳孔が開くのかもしれないな、と思っていたら、着替えを覗いてきた(エッチ!)ファルマンも「ねえ、お腹ちょっと出てない?」と言ってきたので、どうやら本当に出ているみたいだにゃーお、となった。
 おっさんどもの醜く出っ張った腹ってすごく嫌いで、よくあんなものを抱えたまま気丈に生きていることだよ、と思っていたのだけど、いざ自分のお腹がその兆候を示してきたら、あれほど忌避していた事象が、しかし意外なほど嫌じゃない。むしろ逆にありかも、ぐらいに思う。そう言えば僕は水着の女の子なんかを見ていても、ちょっとふくらんだお腹のラインとか大好きだぞ、ということも思い出して、そう考えるとこれもある意味かわいいじゃないか、と思った。もしかしたら僕は自分の身体に女の子を飼い始めたのかもしれない。そう考えると愛しくてしょうがなくさえある。
 ちなみに半月前に約60回の腹筋をして筋肉オバケになりかけたのは、上の義妹が「腹筋が割れている人が好き」と言うからで、じゃあ腹筋を割って、割れた腹筋を触ってもらって、腹筋を触ってもらっているうちに芝生が萌え始めて、あはっ腹筋もバキバキに割れてるけどお義兄さんたらこっちもバキバキだね、というのを期待し、それで励んでいたのだけど、その計画は暑さと疲れが原因で頓挫してしまい、むしろお腹は出さえしてきたわけだが、しかし要は義妹に俺の芝生を慈しんでもらうというゴールに着ければなんでもいいのだから、目的地は一緒でコースが変わっただけ、「バキバキに割れた腹筋を触ってもらうルート」は土砂崩れで塞がれてしまったので、その脇の道、「お義兄ちゃんのお腹って赤ちゃんみたいでかわいいかわいい超かわいいルート」を、今後は邁進していきたいと思った。どちらにしろセワシは生まれるのだから。