2009.1.28

 ちんこ飴ペロペロ舐める君に逆に萌え

 2009年のタイトルは結果的に長歌にしたのだが、当初の予定では「君に逆に萌え」だった。何年か前の「君に萌え」の逆バージョンで、もちろん別になにが逆というわけでもないのだけど、とにかくそんなものを考えていた。でも実際にいくつか作ってみたら想像よりもだいぶつまらなかったのであえなく却下になったのだった。
 しかしながら、上のはありだと思う。上のを最初に思いついていれば、もしかすると今年1年は「君に逆に萌え」だったかもしれない。そのくらいに上のやつは秀逸に君に逆に萌えだ。
 つまり、君に逆に萌え、ということはストレートな萌えじゃないのだ。萌えに相反する感情があっての萌えなのである。萌えに反するものとはなにか。萌えの対義語が「萎え」でないのはいまさら言うまでもない。じゃあ対義語はなにかと言えば、それは「憤り」とかじゃないかと僕は思う。
 「萌え」と「萎え」は対義語どころか実は類義語で、だから萌えというのは、「(猫耳とか着けて)本当に萎えるけど、そんなお前に俺は萌えるよ」という意味であり、言い換えれば「許容すること」だと思う。それに対して「憤り」というのは、「お前の(語尾にニャンとか付ける)そういう態度、本当にないと思う」という、「拒絶すること」なのだ。
 なにしろ好きな女の子がちんこ飴を舐めていたら、「お前のそういう態度、本当にないと思う」に違いない。こちとらソフトクリームを舐めていてもどうかと思うくらいピュアなのに、ちんこ飴と来たらフォローのしようがない。なんだお前は。俺に恋されてるくせになんでちんこ型の飴を舐めるんだ。そうか、あれか。やっぱりあれか。原先輩と付き合ってるって噂はホントってわけか。だからちんこなんかどうってことないってわけか。じゃああれですね、先輩の彼女さんならどうしようもないっすね。違う世界の人ですわ。はいはい。ごめんごめん。バイバイ。でも君に逆に萌え。
 この感じ!