昨日の本で、男根崇拝の祭りの話をちゃんと読んだら、「男根をリアルに造形した飴を、普通の女の子たちがペロペロ舐めていてびっくりした」みたいな記述があり、疑問が少しだけ解決した。
そうか、地元の女の子たちは、普通にちんこ飴を舐めるのか。
男根を崇拝す地方出身のをとめ離さぬチュッパチャプス
思わず短歌にしてしまうやるせなさだ。
祭りの力って本当にすごいな、と思う。思えばニュータウン出身なので、祭りの効力というのをあまり感じたことがない。住宅街のなかにある、いかにも区画整理という感じの公園で、盆踊り的なものをするだけの祭りしか知らない。
けれどその程度の祭りであっても、橙色の光に浮かび上がる浴衣姿のバスケ部の後輩なんかにはドキドキしたわけで、それでそんななのだから、もしもその時その後輩がちんこ飴をペロペロしていたら、15歳の僕はいったいどうなっていたのだろう。拝啓この手紙読んでいるあなたはどこではなにをしているのだろう。
男根を 崇拝す地方 出身の バスケ部後輩 ちんこ飴 ペロペロ舐める 平然と 祭りの夜の 橙の 光に浮かぶ 浴衣には ちんこのごとき 柄があり 輪姦されて いるように 見えさえすれば わがちんこ ちんこやちんこ ああちんこ そんなにちんこが 好きならば 俺のちんこも いいだろう むしろとっても いいだろう 崇拝しろよ ひざまずけ 15の僕には 誰にも話せない悩みの種があるのです
思わず長歌にしてしまうやるせなさだ。
自分とは何でどこへ向かうべきか問い続ければ見えてくるのだろうか。