例の「なんも言えねえ」に対し、「なんとも言えねえ」というのは流行らないだろうか。前者が「言えねえ!」であるのに較べ、後者は「言えねえ……」という感じ。前者が主張であるのに対し、後者は時候の挨拶的な、あるいは相槌的な要素を持っている。日常生活中でどちらの使用頻度が高いかは言うまでもないだろう。流行る可能性はこちらのほうがよほど高い。
ずっと前に長井秀和の「まちがいない」が流行ったとき、それに対しての「いちがいに言えない」という、これは僕が考えたものではたしかなかったのだが、そういう風に言うのが流行りはしまいかと期待したことがあった。結局は流行らなかったけど。今回の「なんとも言えねえ……」はそれのリベンジ的な感じだ。まあリベンジが叶ったからどう、ということもないのだけど。
あーこの日記、なんとも言えねえ……。