2008.3.27

 桜が今まさにたまきざきであると思う。たまきざきはきわめて短い期間なので、週末にはもう、ひとみごろになっているはずだ。学年題題詠短歌のおかげで、今年はやけに桜のことを気にかけて生きていることだ。季題俳句をやっていた去年より、なぜかよほどに。
 それに関連して本日の帰り道、高校1年生こそが少女性のピークだと言われるわけだが、4月を待たずしてたまきざきを迎えてしまう桜と同じで、そういうピーク的な、真の意味での高校1年生性というのは、もしかすると中学3年生の春休みにこそ訪れるのではないかと喝破した。
 えっじゃあそれってつまり少女性のピークが、実は高1なんじゃなくて中3ってことなんじゃないの、という意見も噴出するだろうが、それでもあくまでピークは高1なのである。高1なんだけど、その高1は、中3のなかにあるのだ。つまり入れ子構造と言うか、少女性と学年の関係というのは、クラインの壺みたいな感じになっているんじゃないかと思う。
 ……みんな付いてきてる? 振り返ったらこの地平、僕だけしか歩いてなくないか?