どうも自分が甘いものを摂りすぎのような気がしていて困っている。
朝、バターを塗った食パンに上白糖を乗せたもの、というのを食べて(今月の「ku:nel」で紹介されていた)、キットカットを食べて、プリンを食べて、ロッテのカスタードケーキを食べて、その時点で1行目のようなことが頭をよぎり、その後に出勤して、職場にて、ああやはりどう考えても最近の俺は糖分を摂りすぎだ、このままではいけないどうしよう、どうしようというかそんなら摂らなきゃいいまでなんだが、それはもちろん解るんだが、もはや甘いものという彩りなしでは世の中が愉しめなくなっている自分がいるのだからどうしよう、ああどうしようどうしよう、と懊悩しながら、コンビニでひと口ドーナツを買ってきて職場の机でパクついている自分がいて、これが「糖分を摂りすぎって気にしつつドーナツ食べちゃう俺(笑)」みたいな自覚を持ってのイタマブシイ感じのブロガー魂の発露ならばまだ救いがあったのだが、本当の本当に、悩みながら、パクつきながら、パクつきながら、悩みながら、……わっ! なにこのドーナツ! と気付いた感じだったので、これは本当に深刻だぞ、と震撼した。糖分で頭が働くなんて大嘘だ。
……という話を、和菓子はローカロリーだから大丈夫なの、と心の中で言い訳しつつ饅頭を食べて書いている自分がいて、なんか本格的どうしようもないなと思う。
こんなとき誰かが目を覚まさせてくれればいいのだが、きわめて狭い人間関係の中で僕の頼れる唯一の人間は、甘いものに温かい飲みものみたいな幸福を一切理解せず、ぬるい野菜ジュースを啜りながらキーボードを叩き続けるみたいな暮らしをしているため、ぜんぜん頼れない。それどころか、僕がこうまで甘いものを得ようとするのは、無味乾燥な彼女の暮らしへの対抗意識の現れなのではないかとさえ思う。解決じゃねえや、原因なんだ。