帰りの道で桜の木につぼみを見つけ、もう暦の上では郁なのにつぼみはまだ割と小さかったので、ファルマンに向かうでもなく「あかねどきだねえ」と呟く。なんか自然と口から出たのだ。常に姉妹のことを考えている僕ともなると、そんなこともある。そしてそれがなんか本当にある雅語っぽくて愉しかったので、調子に乗って桜の開花についての6状態の表現を考える。結果、「こころまち」「あかねどき」「いくほまれ」「たまきざき」「ひとみごろ」「まどかぢり」という6つのそれっぽい言葉が誕生した。これらはそのまま少女性の表現にも繋がるところがあり、なかなか優れていると思う。桜の開花以外の状況でも全然使える。がんばれば惑星の活動とかにだって使えると思う。これからオリジナルの言葉だなんてことはおくびにも出さず、本当っぽく使っていこうと思う。