2007.9.9

 恋人と部屋探しに出掛け、契約してしまう。早いよ!
 引越しは9月の終わりで、約半月後。早いってば!
 でも決めた物件は、よくある仲介業者のレトリックではなさそうに「こんな物件そうそう出ない」感じのものだったので、即決にも後悔はない。
 これまでは成り行き上1Kでふたり暮らしをしていたわけだが、今後は一気に2LDKとなる。これまでの部屋が、新居のリビングに丸ごと入るかもしれない。
 家賃は見学した物件の中では少々割高になるのだが、業者の人が言うには
「借りる人のライフスタイルによるんですが、外で遊ぶのが好きな人は家なんか寝られさえすればよくて、家賃を安く上げる分を交際費に回せばいいんですし、割と多く家にいるという人はやはり家に対してはこだわりを持つべきですね」
 ということで、その論で言えば僕と彼女は飛びっきり居住空間にはこだわるべきであると思った。なにしろ自己の空間の快適さのみに固執して生きていると言っても過言ではないほどの僕らである。互いに毎日せっせとブログをやっているのは、もしかすると箱庭療法的なもので、だとすればここはサナトリウムなのかもしれないね、といった感じの僕らである。
 と言うか実際の話として、交際費はほとんどなく、ケータイ代も安く、服もあんまり買わない僕らは、言ってしまえば「家賃ぐらいにしか使い道がない」とさえ言えるのだった。なので多少の割高も別にいいのだと思った。