2007.9.23

 整理していた紙類の中で、非常に懐かしいものを発見する。19歳くらいの頃に書いた、「イッツ・ア・スモール・ワールド」という官能小説である(400字詰め原稿用紙にして53枚)。データも紙も完全になくしたと思っていたら、紙だけ残っていたか。パラパラと読んでみたが、期待を裏切らず実にひどかった。主人公の男の科白は精を放った後のラスト1行「イッツ・ア・スモール・ワールド」のみ、というこだわりのある作りで、当時の自分がどんな気持ちで、頭を撫でられただけでイッてしまう少女の喘ぎ声を綴っていたのかと思うときわめて興味深い。しかしこれこそが(年齢的にも)真の「全力官能少年」なのではないかと思った。