ファルマンが島根に帰ってしまった。
ひとりで生活するのはいつ以来か。夏の帰省は一緒について行ったので、なんと彼女の祖母が喉に餅を詰まらせて飛んで行った１月以来だ。要するにそれまでの300日余、ファルマンと僕はせっせせっせ、毎夜毎夜、間の空くことなく一緒に過ごしたということになる。なんか考えてみるとこれってすごいなと思う。まだ遊びたい年頃とか、気分転換とか、そういうのぜんぜんない。家で平穏に過ごせてしみじみと幸せだ。来年もそうなればいいと切に思う。
来年からサイトをリニューアルするぞ、ということで、手始めにカンタービレとマーマーを非公開にした。ずいぶん前から方向性を失っていた両ブログであるが、ここでようやく終了となる。よく何かが終わる際にその作者とかが「○○の役割はもう終わった」という言い方をし、そのたびに「なんだそりゃ」と思っていたが、この段になってようやく僕もその感じを掴んだ。なるほどカンタービレとマーマーの役割はもう終わったのだ。もちろん割と感慨深い。特にカンタービレはcozy ripple開設とともに始めた初代ブログであり、自分にとって価値のあるたくさんのものを生み出してくれたので、本当に大好きだった。
来年からは両ブログの遺志を継いで、ちょっと原点回帰の気持ちでやろうと思っている。ああ生きているのが愉しい。俺は本当にこうして自分の箱庭の話をしている時がいちばん愉しいよ。