2007.7.5

 レディブティックシリーズno.1404「手作りランジェリー」(ブティック社)といったものたちを借りる。
 図書館の最後のは、ヒット君人形の次のステップとしてなにを作ろうか悩んでいた折だったので飛びついた。「その下着かわいい」とか「こんな下着つけてほしい」とかいった話は、手作りすることにより軽く解決するのではないかと思い至った。
 しかし店舗ならばまるで気にしないのだが公共機関でこの本というのはさすがに少々恥ずかしく、しかも受付が割と若い女性だったため、バーコードの位置を合わせなるべくスムーズに作業ができるようカウンターに提示した。だがその子がまさかの仕事熱心さんで、本に何か挟まれたりしてないかページをパラーッとやって確認し始めたので戸惑った。さらにこの本にはご丁寧にもショーツとブラジャーとキャミソールの型紙が別紙で内蔵されており、それの確認までされた。それを待っている間、ただ立ち尽くす僕の居た堪れなさ。
 さらにはその本を見た恋人の眉間の皺の深さと「きもい」の連呼と言ったら。
 なんかもういろいろぞくぞくした。
 娘には俺の作った下着しかつけさせねえ。