「君に届け」の10巻を買う。本誌で読んでるけどまた読む。よかった。文化祭期間に告白とかでドタバタしちゃう感じ、すごくいい。共学高校の文化祭って、たぶんあんな風にひとつのクラスが家族みたいな感じになって、まるで冠婚葬祭の準備をするように、なんか身内っぽい感じになるんだろうな。そんな中でのクラス内のカップル誕生って、きっとすごく盛り上がるんだと思う。
もう話が別世界すぎて想像がおいつかない。「っぽい」とか「なんか」とか「きっと」とか、我ながらすごい話の抽象具合だなと思う。なんの経験にも則ってない。
それで実写映画化ですって。「君に届け」はF4だったり難病だったりレイプだったり妊娠だったり、そういうのがない純然たる王道少女マンガなので、けっこう愉しみだ。純然とキュンキュンする映画になればいい。きっと観ないけど。
配役について、爽子は誰だろうねとファルマンと話し合う。新垣結衣や多部未華子はもう高校生役はないだろう。ファルマンはそのときちょうどポッキーのCMが流れたので「この子は?」と忽那汐里を提案し、ああちょっとありかもなあと思った。でも集英社つながりで、「恋空」のときみたいにSEVENTEENのモデルあたりがやるんじゃねえの、具体的に言うと桐谷美玲か水沢エレナあたりになるんじゃねえの、とも思う。ちなみにさいきん年を取ったなと思うことに、この2人の区別があまりつかなかったりする。このふたりって同じ顔してるよね。
それでは次に風早は誰か、という話なのだが、これは考えるまでもないと思う。僕だと思う。僕こと、プロペ・風早・パピロウだと思う。いつオファーが来ても対応できるように(来月発表らしいのにマイペースな制作陣だよ)、もう練習も開始している。9巻の、爽子のことを「貞子」と呼ぶ別のクラスの男子に向かって訂正するあの名セリフ、「「爽子」。「黒沼爽子」だよ」も、もうすっかり自分のものにしている。言うとファルマンからすごく怪訝な目で見られるのだけど、たぶんそれはマンガの中のキャラクターであるはずの風早くんが目の前に出現する不可思議さによるものに違いない。大丈夫。僕ならできる。ガッキーよりもよほど年上だけど、共学高校に行った経験ないけど、想像力による役への理解度でそんなのはカバーだ。僕ならば3巻の、龍の家にみんなで遊びに行ったときに見た、中学の卒業アルバムの中の風早(当時15歳)だってできる。野球部だった風早が引退したあとちょっと髪が伸びたくらいの状態で写っているあの写真も、僕は演じ切ってみせる。
制作サイドの慧眼を期待したい。