2009.4.1

 気づけば四月。三月は、一月二月にも増して早かった。結婚式やら花見やら、おうち大好きの僕にしては、ようやったもんだと思う。四月は特に予定もなく穏やかな日々を過ごせそうなので、ハンドメイドを本格的に取りかかりたい。とりあえずはステッチトークにヒット君を邁進。
 今日は午後から労働だった。午前中の限られた時間で、初期の純粋理性批判をひっぱりだして読む。やはり初期ほどクオリティが高く、最近のはイマイチよくない。性的表現に対する遠慮が見えるのだ。シャノマトペも捻りが足りない。求めているのはそんなんじゃねえよと思う。うーむ。なんともかんとも。
 駅で女子高生をちらほら見かけた。何か足りないと思ったら、そういえばここのところ春休みで、女子高生を見かける機会が極端に減っていたのだ。なるほど今日は四月一日、新年度なのだなと気づき、たちまち生きるのが愉しくなった。制服姿の女子高生は相変わらず可愛く、久々すぎて一瞬、春の妖精さんかと思った。妖精さんなら僕の願い事を叶えてくれてもいいと思う。でも、恐らくそれどころじゃないのだろうな。新年度のクラス替えや新しい先生のことで不安いっぱいな胸中を思うと、おっさんひどく悩ましい気持になったことだよ。一生、女子高生で季節の移り変わりを感じて生きていきたい。チュニック!かしこん!