バレーでもやってるのか、がっしりした体つきに、やけに高い身長の女子高生を見かけた。それだけなら町中にいくらでもいる存在であり、なんの感慨ももたらさない(自分よりもおっきな身体の女子高生に包まれるように抱かれたいというひそやかな願望はあるにせよ)。
それではわざわざこうして話題に上げる理由として、今日見かけた彼女にはどんな特徴があったのかと言えば、そんな180センチを超えているデカさの彼女の制服のスカートが、よく僕が言うところの「世が世なら尻」レベルにまで短かった、ということなのである。
この迫力が伝わるだろうか。
180センチ超の女子高生の、尻ギリギリまでのたくましき太腿なのである。やっていることは他の子と同じでも、背が高い分だけ素肌として外界に晒されている面積が段違いなのだ。面積だけを採り上げて、それじゃあ145センチの女子高生に向かって「同じ分だけの面積を晒しなさい」と命令したら、145センチの女子高生は途方に暮れて涙目になって許しを請うほかないというくらいの、そういう面積っぷりということである。
嘴亭萌え狼の創作落語に「表面積」というのがあるが、この噺の主人公の男子高校生のように、ちんこと太腿という違いはあるにせよ、もしも複数人で表面積を分けなければならないとなったとき、この180センチ超の女子高生の太腿の表面積は、すごく頼りがいがあるな、と思った。労働中に思った。もっとも僕の労働は複数人で女子高生の太腿に奉仕する類のものじゃありませんよ! あしからず!