トップページを刷新し、公開するページと公開しないページを選んだりする作業の中で、「プロッペッパッピローニっておもしろいなあ」と思った。どういうものかと言えば、王族の末裔であるプロッペッパッピローニが、下校中の女子中学生を捕まえて、延々と自分の性癖などを説き続けるという、そういう文のページなのだが、これがすごく生き生きとした文章なのだ。実に愉しそう。書いてるとき本当に愉しかったんだな、と思わせるのだ。
最終更新はいつだったんだろう、大体3年前くらいかな、と思って調べたら、2006年の3月23日とのことで、まったくもって大体3年前だった。
そして自然な流れとして想いを馳せる。3年前の3月ということは、僕は22歳で、ちょうど大学を卒業した頃だ。就職せずに、それなのに親元を離れ、ファルマンとほぼ同棲のような暮らしを始めた頃だ。ちなみに引越しをしたのはその2日前。3月21日のこと。
そうか、プロッペッパッピローニは、就職の決まらなかった22歳の、来月から何をするのか決まっていない、それなのに実家を出て、恋人と暮らし始めてしまった男が書いていたのだな、と思うと、その文章はますます凄みを増してくると思う。
それから就職し結婚した僕に、当時と同じ文章は書けない気もするけど、ちょっと3年越しに続きを書いてみようかと思った。王族の末裔であるプロッペッパッピローニが、下校中の女子中学生を捕まえて、延々と自分の性癖などを説き続けるという、そういう文を。