2009.1.9

 また、キャラクターとしてめんどくさいという意味で、最もめんどくさいのは、なんと言っても父だ。この父の扱いがやたらとめんどくさい。
 義父と義母は父に気を遣ってくださり、新郎新婦から両親に花を捧げる際にも、一緒に渡してあげればよいのではないか、などと言ってくださるのだが、それはどう考えてもおかしいと思うし、そもそも父が結婚式に顔を出すのは、おまけ的な、こちらとしては「苦笑い」的な意味合いしかない。「恨み」みたいな生々しい感情もまるでないのだが、正当な父として扱うのは絶対的に違和感があるし、なんと言うか、とにかくチョー宙ぶらりんな感じなのだ。姉の結婚式の時もまったくもってそうだった。今回もきっとそんな感じになるのだと思う。あっちも一応、こっちも一応、な感じで一同に会するだけでしかないのだ。でもそのニュアンスはなかなか伝わりにくいらしく、伝えようとすればするほど、義父と義母からは「やはりこの子は父親に対して相当なわだかまりがあるらしいぞ」と思われてゆくように感じられるのだった。ないのに。ものすごくフラットな、「空気が乾燥してて参ったね」ぐらいの感情しかないのに、そのことを解ってもらおうと言葉を弄すれば弄するほど、拘泥しているように捉えられてしまう。ドツボである。めんどくさい。
 とりあえず今週の日曜日、そのめんどくさい僕のほうの実家にファルマンともども顔を出す予定。祖母も来ていると言うし姉も来ると言うし、結婚式の話を少し詰めたいと思う。ちなみに姉は今日が誕生日。29歳。姉が29歳かー。