小池里奈のことが気になってきている。表情がいい。「あれ、このクラスメイト、もしかして俺の恋人じゃね?」と思わせる表情を、この子は写真の4枚に1枚はしている。ふたりで海に来たものの急な夕立ちで泳ぐどころじゃなくなってしまい、慌てて小屋に避難して「参ったね」なんて言い合っている、そんな感じの表情なのだ。
これは篠崎愛にも共通する。でもどちらかと言えば篠崎愛は隣のクラスな感じだと思う。隣のクラスから僕のことを好きになりそうな顔をしている。そこがいちばんの差異だ。
どちらがいい、ということはなくて、クラスメイトの小池に感じる身内の安心感もよければ、保健委員会つながりでお互いのクラスの愚痴を語り合える篠崎もいい。
ちなみに篠崎愛が1992年2月生まれの16歳で、小池里奈が1993年9月生まれの15歳。若いなあ。特に小池はちょうど10個下という計算だ。10個下のグラビアアイドルという存在には驚きを禁じ得ないけれど、逆に、10個下ともなれば、ある意味でたしかにクラスメイトな気もしてくるから不思議なものですね。人生って。