2008.11.22

 天気がよかったので、自転車による中央線行きを実行してしまう。もちろんこれはひとりである。ファルマンは留守番。休日を別々に過ごすのはかなり久し振りな気がする。こう書くとまるで仲良しみたいだが、ただ単にふたりとも対外的な予定を作らないだけだ。
 事前にルート検索をして地図も印刷したので、予定通り、迷わずに1時間足らずで吉祥寺に到着することができた。すごいすごい。行けるもんなんだね。それまで電車でしか行ったことのなかった街に自転車で来ている自分、というのはなんか不思議な気がしておもしろい。非日常と日常の混ざる感じ。さすが自転車は精神的な乗り物だこと。
 でも吉祥寺に着いて、早速ユザワヤに行こうか、いやいやそろそろお昼の時間だし先に腹ごしらえか、と考えるのだが、しかしそれ以前に自転車をどうするかという問題があって、というのもいざ自転車で行ってみたら、徒歩の時はぜんぜん意識してなかったけど、繁華街に自転車を停める場所っていうのは意外とないのである。
 それでいちど歩道の、放置自転車の群がっているポイントに停めてみたのだが、やはり自転車が買ったばかりということもありどうにも不安で、しょうがないのでしばらく自転車に乗って街をさまよう。さまよった結果、駅からちょっと歩いた所に駐輪場を見つけ、そこに100円の一時利用で停めた。停めたら結局、吉祥寺の街は徒歩で散策するわけで、なんかちょっと自転車で来た意味が薄れたような感じもあった。
 お昼ごはんを済ませてからユザワヤへ。ひとりで来るユザワヤは、ファルマンにせっつかれることもなく、じっくり買い物ができてよかった。「月刊少年 余裕」のための色紙とかを買う。1枚20円の色紙を2枚買うのに、5分以上悩む。ファルマンがいたらできないことである。
 ユザワヤを出たあとは商店街を歩き、細々したものを買って、吉祥寺は終了。
 自転車を回収し、線路に沿って西荻窪へ移動する。例のレンタルボックスにまた納品をするためである。今回は消しゴムはんことくるみボタンを納品。前回納品した商品のうち、ヒット君人形が2体ほど消えているような気がした。売れたのだろうか。ひと月〆なので結果はまだ判らない。次に行くときには「月刊少年 余裕」を持っていければいいなと思う。
 西荻窪から、次は荻窪へ。
 そして荻窪から自宅へのルートは、いつもバスで来ているので頭に入っていた。そんでもって帰る。帰宅したのは16時ごろ。明るいうちに帰ってこれてよかった。
 そんなわけで自転車での中央線行きはなかなか愉しかった。またそのうちやりたいと思う。もっとも僕がこうして中央線に行く以上、ファルマンは参加することができないので、そのうち怒られそうな気もする。僕がいない間、ファルマンは部屋の掃除をしてくれていて、僕のパソコン周りもすっかり片付いていて、感謝の気持ちでいっぱいだった。