2008.10.31

 大学のテニスサークルに所属する下の義妹が、同級生のサークル員から告白されたそうで、ファルマンからその報告を受けた僕はもちろん、わなわなといきり立ったのだった。
 さらには下の妹には同じく同級生のサークル員で気になっている男子がいるのだそうで、告白してきた男のことはこれまで完全に友達としてしか見ていなかったのだが、でも告白されて以来ちょっと意識しちゃって……みたいな、今そんな感じなのだという。
 なんというかもはや、そういうのって現実に存在するんだな、と純粋に驚いてしまった。この分だと最近その実体に疑いの目を向けていた「クラブ」とか「合コン」というのも、やっぱり虚像ではなく現実に在るものらしいぞ、と思えてくる。「クラブ」で踊る若者はいて、「合コン」をする業界人はいて、そして「あすなろ白書」みたいな青春を送るテニスサークル員は本当にいるのだ。
 結果として義妹の恋がどちらに転ぶのか判らないけれど、そういうアクションがあったからには、なんか近いうちにどちらかと交際を始めるのではないか、という気がビンビンする。お義兄さんビンビン、ビンビンお義兄さんだよ。
 もしも正月に島根に行った際、義妹に彼氏ができていて、そして年が明けた直後に電話で「あけましておめでとう。今年も……よろしくね」とか言う、みたいなことをしていやがったら、その後ろで思いっきり太い声で「おい誰と話してんだよ」とか言ってやろうと思う。襖1枚隔てただけのビンビンお義兄さん、そう言ってやろうと思うんだよ。