街中にいる女子高生の数がひどく少なくて、発見するやいなや穴が開くほどに観察するのだが、それで得た結論として、女子高生のブラジャーって大抵が水色かピンクであると思う。
これはおそらく、黒はありえないし、白は白で子どもっぽい、みたいな風に考えていって、消去法で結果的にそこらへんの色に辿り着く、ということなんだろう。
この意識の推移って、なんかとっても愛しいと思う。女子高生の自分がいて、ブラジャーを選ぶというとき、黒とか白とかを敬遠して、やがて無難な水色とかピンクに到達する、その流れ。
分かる。大いに分かる。そして分かってあげられる自分がさらに愛しい。今後もし女子高生にブラジャーをプレゼントしなければならない状況になっても、これからの僕ならば失敗はない。白とか黒とかを渡したら、きっともうそれからは口を聞いてもらえないのだ。さらに言えばピンクも、「ああピンクね」という感じがあると思う。どうしたって、まあ間違いはないけどよ、という逃げが感じられる。ならば僕は他の挑戦者がピンクでそういう感じになっているとき、颯爽と水色のブラジャーを女子高生に提出したい。彼女はきっとふわっと微笑むとこちらに背中を向けてブラウスを脱ぎ、「着けて」とお願いしてくるのだろうと思う。
ならばここまでの高みに来た僕が次に目指す階梯は明白だ。
あのブラジャーを着けるときに女の子たちがやるという、乳房の下方の肉をカップの中に上げ入れるあれ、あれを乳房に触れることなく(触れたらセクハラになるから)、さらには自分は背後に回った状態から、いかにして少女に施すかということだ。
いちばん現実的で甘美な方法は、「そこは女の子に協力してもらう」なんじゃないかな。
いっせーの、でブラ装着させたい。きゃっきゃきゃっきゃ。