2008.7.13

 ファルマンと僕の実家に赴く。出雲行きを1週間後に控え、ファルマンからの挨拶的な。
 たまプラーザに着いてまず美容院に行く。僕の行きつけの店。ファルマンもちょうど切る時期に来ていたので、じゃあ好都合だということでふたりで切ってもらうことにしたのだ。僕はいつも通りで、短くなってすっきりしたというだけ。そして少し遅れて完了したファルマンの仕上がりを見て驚いた。ファルマンが田園都市線の人っぽくなっていた。あのファルマンがだ。
 そんでもって実家へ。祖母もまだいた。姉は今日は来なかった。
 昼ごはんを済まし、ファルマンと車で買い出し。久し振りにIKEAに行ってしまう。座椅子とかスパゲッティを保存する容器とか、いろいろ欲しかったからだ。IKEAは前回行ったときよりもはるかに空いていた。それで玄関マットやらスパゲッティを保存する容器やらを袋に入れ、しかし座椅子がどこにも見つからず、なにしろ迷宮のような店の作りなので、これは店員に聞いたほうが早いと訊ねたところ、「欧米の人たちは座椅子は使いませんから」的なことを言われ、なんか非常になんとも言えない気持ちになる。恥ずかしさと憤りとやるせなさが渾然一体となった感情、この感情をいったいなんと名付ければよいのだろう。
 OKに寄って食料品とかを買って帰宅。
 家に戻り、OKで材料を買ってきたので母に餃子を作ってもらう。餡までを作製してもらい、こっちの家のほうで皮に包んでパリッと焼く作戦。久し振りのホーム餃子だ。
 帰る直前に、ファルマンがちょっと改まって祖母と母に向かって挨拶をする。祖母と母は「こんなんでよかったら」だの「絶対に一生金持ちにはならないけどいいの?」だのと勝手なことを言っていた。折鶴を1羽50万円でアラブの富豪に売って億万長者になる予定の僕に向かい、身内のくせにずいぶんと厚顔無恥な発言であると思う。