というわけで飲みに参加したのだった。大学のある街へ行ったのは久し振り。サークルの人たちと再会したのはもっと久し振りだった。メンバーはふたつ上(1人)、ひとつ上(3人)、同学年(僕を入れて2人)、ひとつ下(2人)の男、全8人。ふたつ上の代を除けばそれぞれ学年の全メンバーが揃っていて、参加してよかったと思った。自分だけ除いてこの会が開かれたと考えると。
すごく老けた人とかいたらどうしようかと不安だったのだが、ぜんぜんそんなことはなかった。みんな意外なほどあんまりなんにも変わっていなかった。そんなもんか。
また1年ぶりぐらいの再会でみんなバラバラに生きている状況で、一体どんなことを話すのだろうな、と心配だったのだが、それもなんとかなった。考えてみれば別に学生だった当時から、そんな話題らしい話題を見つけて話していたかと言えばそうでもないのだった。
しばらく飲んでいたら後から店に入ってきた集団がこちらを見て「あっ」と叫び、なにかと思って見たら別サークル(フォークソング部と落語研究会)の同級生たちだった。特に落語研究会の奴は学科も同じで、割と一緒に行動したりしていた。もしかしたら違う誰かにも会ったりするかな、とは思っていたのだが、ドンピシャでそこが来るとは思っていなかったので驚いた。驚いたと言えば、その落研の彼のみが、僕の危惧していた卒業後の変化として割と太っていたのにも驚いた。お前がか、とふたつの意味で思った。
彼らは失礼なことに僕らを見て店を変えたので、1次会を締めた後に2次会として彼らが移動した店に赴く。そこで少し彼と話をした。特になんということもなかったが。
2次会を終えたあとは調子に乗って男8人でプリクラを撮る。酔いのなせる技か。