起きて実家に向けて出発する。
昼ごろに到着し、祖母と恋人の初対面。昼ごはんを食べながら団欒した。
祖母(ちなみにちょうど今日が79歳の誕生日だった)に「島根って行ったことある?」と訊ねると、あるどころの話ではなく島根の情報が山ほど出てきてびっくりした。祖母はきっと僕よりもよほどパワフルで記憶力がある。今度カッパドキアに行きたいそうだ。僕など行きたくもないしグーグルアースで見たくさえもない。
それと僕が5歳くらいの頃に死んだ祖父の話になり、前にちらりと祖父が小説を書いていたことを聞いていたのでその話を振ったら、元酒屋の祖父はワイン探訪でヨーロッパ旅行をし、その紀行文を業界新聞に連載してたりなんかしていたのだそうだ。へえ、と思った。割と興味がある。読んでみたい。ちなみにこの記事のタイトルについてだが、祖母が昔学校で作って褒められたという柿の句の話になり、その句を聞かせてもらったのが印象的だったのだった。内容はもう忘れたけど(本当に記憶力がない)。
昼食を終え、車で本日の主目的であるIKEAへ移動する。ダイニングテーブルを買うのである。しかし3連休のIKEAはやはりひどい混雑だった。
それでもなんとかテーブル他必要なもの(ゴミ箱、体重計、ガラス瓶、りんごの芯を抜くやつ、ハンガーなど)を購入する。でも帰ってから買うのを忘れたもの(オイルポット、ババロアとかを作るための輪っか状の型など)も思い出した。義兄の店の予約時間が迫っていたこともあって、後半は駆け足だったのだった。1日では無理だな。
いちど帰宅し、祖母と母も乗せて義兄の店へ。姉も来るのかなと思っていたら、来るもなにも日曜日で忙しいらしく臨時の従業員として働いていた。店は基本的に居酒屋なのだが、イタリアンっぽい感じで、なんか洒落ておった。流行ればいいと思う。
ちなみにメニューの文字はワープロのフォントだったので少し救われた。まあね、うん、僕がメニューの文字を書くとか言ったらね、新メニューを作るたびにやんなくちゃいけないしね、そんな近くに住んでいるわけでもないからね、そりゃ物理的に不可能だよね、うん、と思った。
それにしても今日あの場には祖母と母と姉夫婦と恋人と僕がいたわけで、これに叔父(広島在住)が加わればとりあえずの僕の近い親族は全員集合であるなあ、と思った。
食事を終えて祖母を家で降ろし、母と恋人と僕はそのままこちらの新居へ。普段は行きは僕が運転するのだけど、今日はビールと日本酒を飲んだので母に一任する。でも3連休の中日だったせいか道が空いていたのでよかった。
新居を眺めた母の感想は、「わあ広い、って言うかあんたたちよくこんな大荷物であの部屋に住んでたね」というものだった。