2007.6.25

 2次元ドリーム文庫への関心を深めている最近、その射精のオノマトペがひどく愉しい。
 具体的に書くならばこのような感じのものだ。
「ビュクッ! ビュククッ! ドピュ! ジュッ! ドピュピュ!」
「びュぷジュぶプとぷんっっぶびゅウぶプぷっっ!」
 どちらも実際に存在するものを抜き出した。
 ちなみに射精には音が存在しない(きっとしないと思う。自分以外の男の射精を目の当たりにしたことがないので正確には分からないのだが、これで一般的には音がするもので、僕の場合は威力が弱く無音なのだとしたらひどく切ない)ことを考えれば、射精そのものについて弄されるそれらの記述は擬音語ではなく擬態語のほうということになる。
 もちろん膣への出し入れによって液体と空気が攪拌され発生する音というのはあり、それはもちろん擬音語のほうになるわけだが、小説では割と空気中で(少女らの顔にシャワーのように)放出される場合でも上記のような描写がなされることを考えれば、やはり星がキラキラするように、射精はドピュドピュとした「様をしている」ということになろう。
 あるいはそれは擬音語と擬態語が1文の中に共存する、稀有な文章表現なのかもしれないとも思う。ほとんど前衛的な詩のようなものだ。なるほど「じゅ」や「ぶ」といった部分は擬音語で、「ど」や「びゅ」や「ぴゅ」らへんは擬態語っぽい。
 そのように、これは考えていくと割と興味深いテーマである。
 昨日の「PUPPERO?PAROPINN!」に記したように、今後この表現のことを「シャノマトペ」と僕は呼び、考察していきたいと思っている。夏の自由研究。