2007.6.16

 起きて上野に行く。
 明日の夫妻の来訪で約2ヵ月越しのたこ焼きパーリェを行なうことになり、じゃあたこを買いにいかないけんでしょう! スーパーのは美味しいかどうか分からんし! と奮起する。
 正午前ぐらいに到着し、アメ横を歩く。とんでもない陽射しですさまじく暑い。おととい梅雨入り宣言があり、翌日翌々日と晴天だ。気象庁はそろそろ謝って解散するべきだと思う。「本当はだいぶ前から異常気象でほとんどよく判ってませんでした」と正直に言うべきだ。夏に弱い恋人は、上野から御徒町までの距離でうなり声しか上げられなくなってしまった。
 しょうがないので昼食として回転寿司屋へ避難。
 英気を養ってから再び炎天下に立ち、目星をつけていた店で買い物をする。買ったのは車海老とか桜海老とか。肝心のたこはどうしたのかと言えばそれが1体丸ごとでしか売っていなく、店の人に「足で売ってないか」と訊ねたところ「そういうのはスーパーへ行きなっ」と返され挫ける。社交性のないカップルがせっかくの来訪に向けて離れた街に買い物に行っているのだから、彼はもうちょっとそこのところを勘案して優しく応じるべきだったと思う。
 まあ海老が安かったからいいとするか。
 帰り道で「前日に上野に行ったことは夫妻には内緒にしようね、張り切りすぎてて気持ち悪いから」と恋人に語りかけたところ、「もう話したよ」とさらりと言われショックを受けた。