2006.3.3

 たとえば先日、ちょっと春の兆しを感じはじめた折、駅のホームで電車を待っていたら女子高生の集団がやってきて、彼女らの何人かはスカートの下にジャージを穿くという例のスタイルだったのだが、これから街に繰り出すにあたりそれが気候的に相応しくないと察したのかその少女たちが、急に僕のすぐ側、その場でジャージを脱ぎだすという場面に遭遇した。もちろんそんなにまじまじと凝視できたわけでもないし、スカートもあるしということで、ショーツなんかは見出せなかったわけであるけれども、非常に衝撃的だったし、なによりラッキーだった。段ボールに入って忍びこむ前に、女子更衣室があっちからやってきた感じだ。もっとも僕がきちんと男として意識されていれば少女たちもあのような至近距離でそのような行為はしなかったかもしれず、そう考えると重く受け止めなければいけない面も大きいエピソードなのかもしれないが、しかしまあとりあえずは素直に嬉しかったわけである。もういいや。女の子が開けっ広げになってくれるのなら、僕は空気にだってなろうじゃないか。