2005.3.24

 それに較べて最近の日本語と言えば、表現があまりにも画一的ではないかと思う。
 その原因についての推測は後述するが、とにかく日本語において日常的に用いられる言葉にはあまりにも味わいがなくなってしまっている。表現の秀逸さにはっとするようなことは滅多になく、言葉は空虚に大筋を象るだけでしかなくなっていると思う。さらに言えば顔文字やら絵文字やら、そんなもので自分の気持ちを代弁するようになったら、その人間は知的動物たるヒトから一歩退化して、ヒト以外のなにかであると思う。