2005.3.27

 ところで僕はかつての漢詩人や、それを愚直に踏襲しようとあえて自然を追い求め詠もうとする正統派現代漢詩人とも違って、自然現象を詠もうという気はまるでない。なぜってそれは自然現象というものが、別に僕の心を揺さぶるものではないからだ。自然を感じずに生きる現代っ子であるし。なのでそんなものを詩にする理屈はないだろう。
 そして僕における美少女というものは、彼らにおける自然とぜんぜん変わるところのない、「テーマ」なのではないかとも思う。尊んだり、感じ入ったり、心躍ったり、考えさせられたり、切なくなったり……ほら、抱く感情はまるで一緒ではないかと思う。
 そして、そういえば「萌」ってくさかんむりだなあとも思う。