2008.6.11

 高校3年生ともなるともう割と女性であり、少女の象徴とも言える制服に違和感があったりする、ということについて考えていて思ったのだが、高校3年生が毎日着用するそれは、誰によって選択されたものかと言えば、それとは中学3年生なのだった。中学3年生こそが、高校3年生の服装を定めていたのだ。なんかこれっておもしろくないか、と思ってファルマンに話したところ、「んなこと言ったらぜんぶそうじゃん」みたいに返されて、まあなあ、と思った。すべての選択は、過去の未熟な自分がすることだ。言われてみたらそうだった。けれどそれによってこの発見の価値がまったくなくなったかと言えば決してそんなことはなくて、だって「中3」「高3」「制服」というキーワードが入っているのだから、この話はなんかしら膨らませられ、なんかしら感動に結びつくだろうと思う。なやむけどくじけない。