さらりとエッチの場面が描かれる感じの、共学高校を舞台にしたちょいエロ的な少女マンガを読んでいたのだが、その中になんかライトにセフレ的な女子がたくさんいる、すげえプレイボーイの奴が出てきて、そいつが主人公の女の子(とは純粋な友達らしい)に話し掛けてくるのだけど、その内容というのが、「俺この前発見したんだけど、1年生と3年生って肌の感じがやっぱり違えんだよ!」という感じのもので、なんかガツンと衝撃を受けたのだった。
1年生と3年生の肌の違い! 15歳と17歳のセフレの比較!
6学年の女子にそれぞれ固有の用語を持たせ、学年題俳句というジャンルを作り出した、男子校出身の僕としては、なんて言うんだろう、これはきっとまだ名付けられていなくて、やがて僕が名付けるだろうけど、正体不明のその感情に全身を支配されて、打ちひしがれたのだった。
だって出てこないだろう、1年生と3年生の肌の違いという発想。
思えば学年題俳句って、そもそも俳句というのがそういうものだからなのかもしれないけど、基本的に「眺めてる」感じだと思う。「セフレ」はもちろん「クラスメイト」でさえもない、「ホームに一緒に立ってる人」目線の詩形式だ。
そう考えると今後、学年題俳句が発展してゆくためには、高校生の頃ライトにセフレ的な女子がたくさんいたような奴の協力がなければいけないのではないか。そうでなければ、1年生と3年生の肌の違いのごとき、ホームで眺めている限りはどうしても到達できないをとめごらの地平が、いつまでも詠めないままなのではないかと思う。
じゃあ詠めないままでいいです。