2007.4.14

 いきなりだが明日、恋人の父親と初対面することになった。恋人の妊娠が発覚して、結婚することになったからだ。嘘だ。なんか出張で東京のほう(と言っても茨城らしいのだが)に来ているということで、じゃあ会おうということになったのだ。
 これは僕にとっては幸運である。なぜなら妹らとの時にも母親との時にも共通の戦法として、こっち(東京)はホームであるからだ。なにしろあっちは島根県民。山の陰に棲む人々である。こちらの地での邂逅ならばあちらの力は半減である。勝てる。第一印象で勝てる。こういう時はことさらに東京っぽさを出すに限る。すべての発言のあとに鍵括弧で(ま、東京なんですけどね)という雰囲気を醸す感じだ。得意分野であるそういうのをすごく使っていこうと思う。
 しかし力は半減だとは言え父親だ。ドキドキであるのは間違いない。ただでさえ父親というだけで彼氏という立場からすればドキドキなんだろうが、ましてや僕は母子家庭である。「父親」というポジション抜きに僕の家庭イメージは形作られており、だからそれが実際にどういう風なのか僕はよく知らないのだ。そういう点でもドキドキ。明日はドキドキレボリューションかもしれない。あるいはドッキドキレッボリューションかもしれない。